2014年1月4日土曜日

イスラム教徒が解説する「ゴグとマゴグ」その2


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前回に引き続いて
「Ya'joojとMa'joojは誰ですか?」 モハメド·アリイブンズバイル·アリ より



(イスラム教徒)

預言者はアッラーが言われたことを物語ります。

「終わりの日にアッラーはアダムに言われます。アダムの子孫からジャハンナムの子(地獄の子・不逞因子)を取り出すと。」

「アダムはアッラーに尋ねます。「おお、主よ、それは一体何者ですか」と。」

「アッラーは言われます。「千人のうち999人はジャハンナムの子で一人がジャナンティ(正しき者・信仰者)である」

「それを聞いてアッラーの使徒(アダムのこと)は恐怖に襲われ、主に尋ねました。「おお、主よ、それは一体誰なのですか」と。」

「アッラーは言われました。「心配することは無い。あなたはジャナンティになり、999人はゴグとマゴグになる」」(それについては、あなたの民は千人のうちのひとりとなる)


(ブハーリーとムスリム)

預言者はアッラーが言われたことを言います。

「アッラーは10の区分に人類を分けました。そのうち90は「ゴグとマゴグ」ですが残りの10は人類として残します。」

預言者は言います。

「ひとたびアッラーがこのような眠りから目覚めればそのみ顔は紅潮し、舌は次のような言葉を発するでしょう。」

「アッラーに勝る宝は無し。アラブに邪悪な者たちが近づき、破滅をもたらすであろう。今日、これと同じ大きさの穴が「ゴグとマゴグ」の壁に開けられる。」

「アッラーは、彼の人差し指と親指で輪をつくり、穴の大きさを示しました。」


(ブハーリーとムスリムの)

「預言者は、「ゴグとマゴグ」がズル=カルナイン(アレキサンダー大王)の築いた壁を壊してやってこないかと明るいうちは目の届く限り、壁の端から端までまで毎日見張りました。」

「彼らは「明日こそはこの壁を突破する」と言って引き返します。」

「しかしアッラーは壁を元通りの厚さに戻してしまいます。」

「すると次の日、彼らはまた壁にやって来て掘り始め、この過程はアッラーが彼らを投獄するまで毎日続けられます。」

「アッラーが彼らの解放を望まれたら、その日の終わりに、彼らは「アッラーが御望みならば、明日我々は突破できるだろう」と言うでしょう。」

「次の日、彼らは壁が前日のままの状態である(すなわち、それは元通りに戻っていない)ことを知り、残りの壁を壊して現れるでしょう。」

 (アハマド、Tirmidhi、イブンMajah)


上記のハディースについてコメントしているイブン·アラビーによると、三つの奇跡がこのハディースに明らかにされています。

 1)それは、彼らが夜の間に作業を続けなければならないが、これらの部族に出来たためしがない。結局のところ、彼らは簡単に自分たちの大勢の仲間に仕事を任せ、交代で作業することができます。だがアッラーはこのような考えが彼らに生じることが無いようにした。

 2)彼らはただ山を越えるか、壁をよじ登ればいいのであって、道具を準備して数の多さを生かせばいいのに決してそうしなかった。
 ワッハーブイブンの解説によると、これらの部族は農学者や様々な工人や器具を所有していたことが知られている。

 3)「アッラーの意志」が決して彼らの心に入らなければ、そういったことも彼らの心に思い浮かぶことも無いだろう、という言葉についての考察。


アッラーは、人がアッラーについて考えを巡らしたり信仰したりすることはアッラーが人に与えた特権である、と言っているようです。

それ以外の神にとってどうでもいい存在は、どんなに強く賢くとも、神を認識できないんですね。

神様から何か嫌われるようなことでもしたのでしょうかね。

この差別が撤廃されて、彼らも等しく礼拝できれば良いと思います。


















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