私たちが小中学生の頃、みんな未来に行きたい、未来ってどんな世界だろうって憧れてましたよね。
誰かが夢に現れて、「未来の世界に連れて行ってあげる」と言われたら二つ返事でOKするのではないでしょうか。それほどあの時は未来に憧れていました。
経済的な問題も環境的な問題も皆解決されて、科学文明が最高に発達した平和で素晴らしい未来社会で皆豊かで恵まれた生活を送っていると思いました。
とんだ、未来詐欺ですね。
私はSFが大好きでしたので、そうした本やコミックを読むたびに、未来の世界はああでもないこうなのかしらと夢想しては楽しんでいました。
ブレードランナーみたいに如何にも世紀末的な退廃的な未来でさえ、カッコイイ、早く未来にならないかなとわくわくして期待していました。
しかし来たものは予想よりはるかに進んでない、悪い未来でした。
この40年起こったことは黙示録に描かれているような戦争、疫病、貧困にもれなく地震、災害といった天変地異が付いてくると言うもので、悪い魔女から呪いでもかけられているのか?思うようなことでした。
今まで信じていた豊かで進んだ平和な世界は足元から崩れ、下手をすると先史時代まで人類の文明度は後退してしまうのではないのかという恐れを感じました。
今は、もうあの時のようにワクワクして未来を思い描くこともありません。
キリスト教徒は、生みの苦しみが始まったのだ、と言います。
世界の終わりが始まった、と。
中学生だった時の私が、この世界に来たら金切り声を上げるでしょう。
私自身の生活も、世の中も、過去より確実に悪くなっているのですから。
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