人生には黄金期も挫折期もありモテ期もあり失敗して何もかも失い灰になってしまうような時もあります。
ギリシャ神話にも登場しましたが
人類の時代にもエデンの園で楽園生活をしていた時のような黄金時代、次にそれよりも劣る時代の白銀時代、青銅の時代、英雄の時代、そして争いばかりで神々を敬うことを忘れた鉄の時代、そして終末が来ると信じられてきました。
でもギリシャの異郷思想をユダヤキリスト教の思想に結びつけるのはどうでしょうか。
>■英雄の時代(青銅の時代後半と見なす説もある)
・ゼウスの支配時代
・再び神々と人間の交流が活発化
両者の間で恋愛や結婚まで行われるようになった
■英雄の種族
・大洪水を生き延びた夫婦デウカリオンとピュラが石から生み出した
・「英雄(heros)」とは神と人間の交わりから誕生した半神たちを指す
この時代の人間すべてがそう呼ばれたわけではない
洪水で人類が滅びたのは天使と人間が結婚し、間に生まれた巨人(英雄)が地上に暴虐をもたらした為ですから、半神が地上に跳梁跋扈するのは良いことではない。
しかし、卑金属に譬えられる一般人が最初に受ける試練(錬金術的なプロセス)として「煆焼」というものがあり試練に焼かれて灰になる、という段階を経なければ次の段階で爆発する。という説明は興味深く、エハン氏の言うとおり、楽になった。
よりよい人間に代わっていくためにまず燃やされる。不純物が取り除かれる。
聖書にも書かれているが、【金と銀が火によって精錬される】ということで次が「溶解」。
英雄の旅の原型は錬金術。
それは個々人の人生にも当てはまる。
「分離」
古い価値観やパターンを捨てて浄化される。
今までの考えではよくないという悔い改め。
離別・離婚・失職などが伴う。
「結合」
幻の世界に過ぎない。左脳と右脳 男性性と女性性 トリックスターに会う。 ヘルメスの心の中の働き。幻やヴィジョン。結合するための経験。
コヨーテ 稲荷 精神的に騙されやすくなるから、原理主義者の宗教家になったりする。
「醗酵」
ジャングル 周りは腐ったものばかり。 しかしすごい生命力を手に入れる。
シャーマンに出会う。
「蒸留」
さらなる浄化
更に精神性の高いものになる。
山にこもって二年間 旅することによって人間は新しい価値観を身につける。
暗い山中で二年間さらなる悔い改めの期間
「凝固」
賢者の石・聖杯 これを手に入れるべきふさわしい人間になる。
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